感想

ケータイがおかしくなったと書きましたが、勘違いでした。のぞき見防御機能があるみたいです。本人も見にくかったら意味ないのでは。むしろ、そこまでして画面を隠そうとされたほうが何してるのか気になりませんか。ボタン長押しで現れたり消えたりするようです。どうりで小奇麗な模様になるわけだ。


さて、いつもの如く追いつめられている私ですが、本を読みました。「ねずみ/石」です。図書館で、珍しくピンときたので借りてみたら当たりでした。私、ニアBLを引き当てる才能があるのかもしれない。この前は退出/ゲームだったなぁ。あれには先生に片思い中の男女が出てきました。主人公格の二人組がカップルじゃなくて恋のライバル、という非常に珍しい作品です。ピンと来て借りてみたらまさかのホモ要素があるという奇跡。それを抜きにしてもすごく面白いミステリーでした。というか有名な作品でした。文庫にもなってるみたい。結局続編読めてないので今度読もうと思います。
そして、今回の作品ですね。前の時も今も、タイトルと表紙の雰囲気に惹かれて借りました。
萌え禿げた。なんかね、最初は三角関係なのかな、と思ったらもう少し矢印が多いみたいで、とにかく萌えた。腐ィルターを通してるから多角関係に見えたわけだが、はずしてみてもBLだった。セイが、どう読んでもサトのこと大好きにしか見えない。おまけにミステリー小説だった。ほのぼの系だと思ってたのにミステリーって!BLミステリーって何それ、私、歓喜。
「なんで俺の邪魔するんだ」「おれきっと、焼き餅やいてるんだ。だって、サトはいっつも修平さんのことばかり考えてるんだもん。寂しい。サトはおれの一番の友だちだろ。もっともっとおれのことを考えて。味方にならないなんて言うなよ」
ね、BLでしょう?
最後にセイが石をもらうところがあります。願いが一つだけ叶う石。「願い事はもう決めた。内緒にしておくけどね」と言って内容は明かしてくれません。普段の私だったら、一体何を願ったんだ、隠さないで書いてくれよと思うことが多いのですが、今回は一切思いませんでした。むしろ書かなくてGJだと思いました。願いの内容を書いちゃったら完全にBLになっちゃいますからね。えへへ。
そんな、腐女子にも優しい大崎さん。これからも目が離せませんね!

期限切れで文庫じゃないからって読まずに返さなくて良かった。