無題

 俺は運命って言葉が嫌いだ。

 ピンドラは置いといて、今年のまとめをしてみます。上手くまとめられず、読みにくい上に不愉快で退屈な文章であることを予め陳謝します。


 今年は、震災を筆頭に日本全体でも凄絶な一年でした。個人的には、まず大学生になったことが大きな出来事です。受験期からずっと憂鬱で、公立には落ちてしまい、大学に入学してからも生きる意義が見出せず、何せ、とりあえず大学に入学するまでは生きてみよう、と思って生きてきたので、決断の時を迎えてしまった時、私はもうどうすればいいのかわからなくなってしまい、インターネットで面白動画を見て束の間の悦びを感じることしか出来ず、何もかも嫌になってしまったのですが、直接的な原因はわからないけれど、夏休みに温泉近くを掘った時に地中から溢れる湯のようにじわじわ元気が湧いてきました。そして、まだまだ解決していない問題は数多くありますが(転学部など)、とにかく前向きにいろんなことに挑戦して生きようと決めました。特に思ったのは、様々な人と話をしたいということです。根暗の発言だとは思えませんね。それと、通学時間を読書時間に充てることで、小説を100冊くらい読み、私はミステリーが好きなんだと気付きました。その中でも、伊坂氏の小説を読んだことは、まさに運命です。小説ってこんなに面白いんだ!と衝撃を受けました。

 インターネット関連では、トモナシと出会えたことがその筆頭です。トモナシは、彼のことを私が知った直後に動画投稿をやめてしまい、悲しみに暮れていたのですが、その後ニコ生を始めてくれて、内容がなんとも根暗で本当に勇気をもらうことが出来ました。私はパサパサ女子だけどそれでも良いや、と思えました。容姿に関するコンプが若干弱まったので、外出に対するおびえも減りました。彼がいなければ今の私は間違いなくいません。トモナシみたいな人に、とっても憧れます。素敵な方です。


 さて、来年の抱負は「おもしろきこともなき世におもしろく」です。
 これはコピペブログで見た『初めて風俗に〜』での晋作くんの発言で知った言葉で、高杉晋作の辞世の句だそうです。「すみなすものは心なりけり」と続きます。司馬遼太郎の小説に出てくるのだけれど、私はその本の一巻しか読んでいません。面白くないものを、面白くする努力もしないで面白くないと吐き捨てるのは甘え。面白くするためには考える時間より行動する時間を長くしろ。

 去年、一昨年の抱負は「ポジティブ」でした。大学に入ってから、毎日が本当に辛くて、もう駄目だと何度も思いましたが、秋学期には少しだけ積極的になれたかなあ、と思っています。迷子になった時に3人の警官と1人のおばあさんのお世話になったことは一生忘れません。お寺に向かうことを半ば諦めていたどこの馬の骨とも知れない私に、おばあさんは道案内をしてくれて、おかげさまで無事にたどり着くことができました。最初に教えてくれた警官の話をまじめに聞いていなかったことはもちろん深く反省しています。あの話をきちんと聞いていれば道に迷うことはなかったのですから。親切な人って私が思ってるよりもずっと多いんだと実感しました。あと、私の運命主義も少し良くなったかもしれません。私にとって、遅刻確定で他人に声をかけた行為は、運命に抗ったことに相違ありません。余談ですが、読書が自分の性に合ってるようなので古今東西の名作を読み漁りたいです。


 今年はアニメも豊作だったようですね。アニメは、たくさん見たいと思っていたのに結局少ししか見ませんでした。アニメーションより小説の方が面白く感じたことがその一要因ではないかと推測します。他の趣味のことを記すと、私は、ちっとも絵の練習をまともにしなかったので相変わらず絵が下手です。文章も下手です。以前よりひどくなっている気もします。人を楽しませられるような文章を書きたいというのが私の目標ですが、絵もそうかもしれません。

 書きたいことはまだまだあるような気もしますが、つれづれなるままに日暮らし硯に向かひている場合でもないのでこのあたりで終幕にしましょう。トモナシの文才には驚嘆するばかりです。今の私の実力では彼の足もとにも及びません。すべてが私の抱負であり座右の銘でありモットーです。人を貶めるのではなく尊敬する人を見習って生きてゆきたいと思います。辛くなったときはいつでもトモナシのことを思い出すといいよ。いつか私がその役目を担える日を夢見て。来年もよいインターネットになればいいな。

 運命を変える努力もしないで運命なんだと諦めるのは、甘え。